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子どもの習い事を始める前に知っておきたい3つのこと
時間とお金を使って習い事を始める前に、まずは正直に言う。適当に選ぶと親の満足度だけ上がって子どもの時間が消えるだけだ。本気で「子どもの伸び」に繋げたいなら、看板や流行に流されずに以下を厳しくチェックしろ。
目標(目的)を親が明確に持て

「楽しければいい」だけで始めると、半年で辞める確率が高い。まずは親が「なぜやらせるのか」を言語化すること。例:「運動神経を伸ばして体力をつける」「学習習慣を作る」「友達との協調性を育てる」。目的があると教室選びや頻度、やめどきが決まる。目的が曖昧なまま体験レッスンに行き、先生の上手なトークでそのまま入会──これが一番ダメなパターンだ。
目的が決まったら、それが達成できるかを逆算しろ。週1回30分でできることと、週3回1時間でしか達成できないことは違う。親の労力や送迎の実現性、家庭でのフォローが必要かどうかも含めて現実的に検討すること。
費用は入会金だけじゃない。継続コストを見積もれ
見逃しがちなのは「継続コスト」。月謝以外に発表会費、ユニフォーム代、遠征費、教材費、検定料、交通費がかかる。初年度は予想の1.3倍を見積もるのが現実的だ。特に発表会や大会が年度末に集中する習い事は、追加費用が一気に来る。家計を圧迫して親が疲弊すると結局やめる羽目になる。
先生(教室)の質は口コミより見学で確かめろ
ネットの口コミだけで判断するな。良いレビューは誰でも書ける。重要なのは「授業の進め方」と「子どもへの接し方」を自分の目で見ること。体験レッスンで以下をチェックしろ:
- 指示が明確で子どもが混乱していないか
- 褒め方が場当たり的でなく課題解決に繋がっているか
- 個々のレベルに合わせた指導をしているか(全員一斉で流すだけなら要注意)
また、安全管理の意識も必須。万が一の対応や保険加入の有無、送迎時の導線など、親が安心できない教室は長続きしない。
通う頻度と家庭でのフォローのバランスを決める

週1回のレッスンで期待値を上げすぎるな。習い事は「継続」と「家庭での反復」があって初めて効果が出る。宿題や練習時間が必要なら、親がそれを管理できるかまで考慮して選ぶこと。忙しい家庭は、家庭でのフォローが少なくても成果が出る教室を優先すべきだ。
複数習い事のかけもちは慎重に
子どもは忙しくても「疲れないわけではない」。複数かけもちさせるのは親の自己満の可能性が高い。曜日や時間帯、送迎の手間を可視化して無理がないか判断しろ。習い事の目的が重複している場合は片方に絞る勇気を持て。
やめどきもあらかじめ決める
始めるときに「やめどき」を決めていない親が圧倒的に多い。目標達成や一定期間のモチベーション低下で続ける意味が薄れるなら、迷わず見切る判断が必要だ。継続が子どもの負担になるなら、やめる決断も親の責任である。
まとめ(辛口ワンポイント)
流行や友だちの影響だけで習い事を選ぶな。目的を明確にし、費用の総額と家庭でのフォロー体制を見積もり、実際に教室を確認してから決断しろ。それができない親は、時間とお金を無駄にするだけだ。子どもの将来に投資するつもりなら、感情で動くな。合理的に選べ。

